思うこと その4

要するに「ゆるさ・いい加減さ」というものは追及すると奥が深い。なかなか簡単ではありません。目の前のお客さんにやみくもにフレンドリーに話しかければいいというものでもない。友達のように砕けた言葉で冗談を言ってゲラゲラするのもダメ。かといってお客さんをほったらかし過ぎてもダメ(場合によっては良い時もあるかも)。店にお客さんがひとりだけなら前述のふるまいもありかもしれないですけど、大抵店には幾人かのお客さんがいて、そのそれぞれに快適さも違います。常に全体に気を配って、その場の雰囲気を読み取り、最善のゆるさ加減の空気感を醸し出していく。そこには新たな要素としての「のんびり」もあるのではないか、と今気づきました。あくまでぼくの主観ですけどね…。
(つづく)