いたってまじめなはなし

前々回のブログにも書いた『ビールの酒税』の話。明治時代、まだまだビールが贅沢品だったころに課せられたビールの税金。現在はすっかり一般化したとはいえ税率はそれに見合わず、他のアルコール飲料に比べていまだ不当に高いままです。スーパーやコンビニで売られてる価格の約半分が税金だなんて皆さん知ってましたか?ただでさえ原料の高騰や景気の落ち込みの影響で、経営に四苦八苦してる地ビールメーカーなんて大変です。現状は租税特別措置によって年間生産量が1,300kl以下(だったかな?)の地ビールメーカーに対して20%の減税措置があるとはいえ、それでもあっぷあっぷの状況です。しかもその減税措置の期限も、来年3月に期限切れになってしまいます。そうなれば中小零細企業ばかりの地ビールメーカーの多くが廃業してしまう恐れもあるのです。記事にでたとおり、財務省は2010年度税制改正要望に盛り込むことを決めたようですが、これで決定したわけではありません。3年前の改正のときもギリギリまで結果がでませんでした。
そういった現状をふまえて、この厳しい現状を知っていただき、ぜひ国政に我々の声を届けていただこうと、箕面ビールの大下社長呼びかけのもと、民主党の府会議員の先生もお招きして討論会(のようなもの)を行いました。参加したのは、箕面ビール、六甲ビール、道頓堀ビールの生産者代表と、Barley、eni-bru、Qbrickといった業務店の代表者の皆さん。イベント以外ではなかなか顔を合わすことがありませんが想いは同じ。ようやく根付き始めた地ビール文化の芽を摘み取るわけにはいきません。皆さんの熱い意見は議員先生に届いたと思います。(ちなみにこの模様は6日のNHKのニュースで放映されました)
海外では水より安いビール。アメリカやドイツのビールにかかる税金は日本の10分の1以下です。いまや日本で消費されるアルコール飲料の6割がビール・発泡酒なのに、いまだに贅沢品扱いの税率っておかしいと思いませんか?
<本日の樽生>

  1. サッポロ・エーデルピルス(日本)
  2. ヒューガルデン・ホワイト(ベルギー)
  3. ドラフト・ギネス(アイルランド/ダブリン) 
  4. 箕面AJI<リアル>ペールエール(大阪/箕面) 
  5. 伊勢角屋麦酒<リアル>ペールエール(三重/伊勢)
  6. 富士桜高原麦酒ピルスナー(山梨/河口湖)
  7. 博石館・スペシャルブラウンエール(岐阜/中津川)
  8. ベアード・カントリーガールかぼちゃエール(静岡/沼津)
  9. ベアレン・ライ麦ビール(岩手/盛岡)
  10. ベルヴュー・クリーク(ベルギー)
  11. スワンレイク・アンバーエール(新潟/阿賀野
  12. オゼノユキドケ・IPA(群馬/館林)
  13. 志賀高原ビール・ポーター(長野/山之内
  14. 金しゃちビール・プラチナエール(愛知/犬山)