もうすぐ食博(改装)です

スピコン&バルブ

この頃、食博の準備と改装の準備で目も回る程の大忙しかと思いきや、そうでもありません。最近は、いるものは大抵ネットで買えちゃうんですから楽チンです。本日は、そのネットで買ったこいつを紹介します。
まずビールを適度に注ぐ上で重要なのが、ビールの温度や管理状況、チューブの長さや温度、チューブやタップの清掃状態などが挙げられますが、中でも重要なのが炭酸ガスの圧力。通常は適当な圧力で樽の中に炭酸ガスを送り込み、その圧力でビールを送り出しているのですが、ガス圧が弱すぎるとビールは出ませんし、逆に強すぎると勢いがよすぎてビールが泡だらけになったり、過度なガスのために炭酸がきつくなりビール本来の味わいが損なわれます。かといって適当なガス圧にしていても、ビールは発酵食品ですから樽の中で徐々に発酵してガスを吐き出します。そのためこちらで設定したガス圧とのズレが生じます。なのでビールの注ぎ手は、常にビールの状態を確認しつつ、その都度最適なガス圧になるよう調整に余念がないのです。ただ飲みたいからって飲んでるわけではないのですよ。ははは・・・。
さて、改装でタップを増やすのはいいとしても、それぞれでガス圧調整ができなければ意味がありません。単純にいえば、ガスボンベをタップの数だけ準備してそれぞれつなげばいいんですが、なにぶん場所をとります。理想はガスボンベ1本からタップの数だけ分岐させて、間にガス圧調整ができるレギュレーターをそれぞれつければいいんですが、これまたなにぶんお金がかかります。そこでQbrickが採用したのが、レギュレーターの代わりに気体の流量を調整する「スピードコントローラー(略してスピコン)」を使用してガス圧を調節する(厳密にはちょっと違うんですけど)方法です。メリットはレギュレーターの効果が得られて安価なこと、デメリットはゲージ(目盛り)がついてないので感覚でガス圧を調整しなければいけないこと。まあでもゲージはあくまで目安で、結局はビールの状態で調整しますし、念のためガス圧測定器を、勝手に就任とさせていただきましたQbrickの技術顧問I氏に作っていただいたことで解決できそうです。写真がスピコンとバルブです。あとはこれをチューブを使って配管するだけ。具合良くいくかはやってみないとわかんないんですけど・・・。たぶん大丈夫でしょ♪
改装工事は食博出展中のゴールデンウィークに行います。食博出展中(改装中)の4/29から5/11はQbrickはお休みです。ぜひ改装後をお楽しみにしててください。