UKカフェ

ぼくは大学を卒業するまで堺市に住んでました。堺は歴史の町といってもいいぐらい名所や史跡が多く、実際ぼくが住んでたすぐそばには世界で一番面積の大きい大仙古墳(旧仁徳天皇陵)がありました。もちろん堺市民として古墳や利休や与謝野晶子を知ることは重要なことだと知ってましたが、90年代に堺で学生時代をすごした僕達には、これまでのどれだけ歴史のある名所や古墳や人物よりも重要だった存在があります。『UKカフェ』年中無休24時間営業で、いつでもハラペコの僕達のおなかを120%満たしてくれるパワーフードがうりのアメリカンダイナー。堺で20代を過ごしたなら誰でも知ってると言っていいぐらいの、まさに僕にとっては堺の新たなシンボルでした。あれから15年。最近はすっかり足が遠のいてましたが、昨晩久しぶりに行ってきました。
営業終了後にビアベリー江戸堀の宮崎くんに車で迎えにきてもらい、うちのアンドーくんと堺へレッツゴー!(宮崎くんも堺出身で偶然にも高校・大学の後輩でもあり、ぼくと同じくホークスとUKを愛してるのです)26号線から臨海線へ。懐かしいネオンサインが見えてきました。店内は相変わらずロックがガンガン流れてて、ノートンのネイキッドバイクも昔のままです。メニューも同じでしたが、新メニューもたくさん増えてるようです。ここのメニューの特徴はサイズが大きいこと、ジャンクっぽいこと、あとそれぞれにストーリーがあるのです。例えば定番「グッドラックナゴヤ」なら“フェデラル銀行に就職したスージーの恋人デュークが名古屋Japanに出張してから今では味噌カツソースの大ファン。そんな彼の為に作ったパワーライス。すじ肉と味噌ソースがスーパーマッチ!”という具合(これはHPから抜粋したものですが、実際のメニュー表ではもう少し詳細です)。結局オーダーしたのは、ぼくが『ロコモコ kelleys' style』(昔はなかった?!)、宮崎くんは『スーパーソウル』のライスプレート(これもなかった)、アンドーくんが(当分思い出したくない)名物『バーガーチャンプ』、あとなつかしの『UKサラダ』。このボリューム感がたまらないのです。UKのライスフードをたいらげれるうちはまだ歳をとってないと思わせてくれます。さすがに『バーガーチャンプ』は無理ですが・・・。満足感と達成感と後悔とうしろめたさと不安がいりまじったなんともいえないUK独特のなつかしい食後感をコーヒーでなじませながら、しみじみ浸っておりました。思えばQbrickのルーツはここにあるのかもしれない、というかあるんです。まだまだですけど。何年か過ぎて、QbrickをUKと同じようになつかしく思い出してくれるお客さんがひとりでもいればそれでいいのかもしれない。そんな店になればいいなぁと思いつつ「次はなに食べようかなー」っと次回のUKツアーにむけて考えてました。ぜひこれは毎月恒例にしたい。宮崎くん、来月も送迎よろしく(-_-)/
UKは高井田にもあります。そういえば学生時代は車でUKのハシゴなんてしてたなぁ。

UKのHPはこちら⇒http://ukcafe.jp/index.html


<本日の樽生>

  1. サッポロ・エーデルピルス(日本)
  2. ドラフト・ギネス(アイルランド/ダブリン) 
  3. 箕面AJI<リアル>スタウト(大阪/箕面
  4. 伊勢角屋麦酒<リアル>ブラウンエール(三重/伊勢)
  5. グーデンカルロス・トリプル(ベルギー/ヘットアンケル醸造所)
  6. デリリュウム・トレメンス(ベルギー/ヒューグ醸造所)
  7. ベアード・スルガベイ インペリアルIPA(静岡/沼津)
  8. ブルーマスター・かぼす&ハニー(福岡/城南区
  9. ゴイアス・トラディション(ベルギー/ジェアン醸造所)
  10. ティチェ・ブランシェ(ベルギー/シリー醸造所)
  11. 志賀高原・ハーヴェストペールエール(長野/山之内
  12. 富士桜高原麦酒ヴァイツェンボック(山梨/河口湖)