夢を見させていただきました・・・

今日は、ホークスの王監督が地元福岡での最終戦ということもあって試合後に監督退任セレモニーがありました。南海時代より万年Bクラスだったホークスを常勝軍団に育てあげた王さんには、ホークスファンにとっては本当に夢を見させてもらった思いです。今シーズンの成績は残念ですが、これが野球、勝負の厳しさというもの。来期は秋山監督(じゃなきゃおかしいでしょ)の元でさらに強くなってくれると思います。王監督、14年間お疲れさまでした!あぁ〜泣きそう・・・。


<本日の樽生>先週東京の隅田川で開催された「クラフトビア・フェスティバル」で圧倒的人気との噂のベアード「ざまあみろ!エール」が20L限定で登場です。このビールの紹介をブルワーの言葉そのままで伝えると、


ベアードビール第1000回目の仕込みは今年の4月30日であった。これは私達にとって重要な出来事であると思い、この機会を祝しユニークで個性溢れる1000回記念エールを造ろうと心に決めた。そしてこの1000回目の仕込みはまた、日本クラフトビール業界における私達自身の今までの旅路を反映していると感慨深く感じた。



超極小規模でビール作りを始めた創業当初は、経済的にもビジネス的にも成功するわけがないというのが多くの人の意見であっただろう(最初の醸造設備は1仕込みたったの30Lだった)。そして独特の強い個性のあるビールだけにこだわってビールを作るのは間違いだ、というのが一般的な考えであった。ビールの注ぎ方に関しても、フィッシュマーケットタップルームでは、大手レベルの氷のように冷たい温度ではなく、適温(約8〜12度)でビールを提供したため、、多くの人に嘲笑され、ベアードといえば「ぬるいビール」とまるで代名詞のようになってしまった時もあった。他にもこのような話は数えきれない。



私達の唯一の使命は、今までもそしてこれからも、輝くような個性で心を捉える多種多様なビールを、その素晴らしさがわかる人々へ提供すること。幸運にも日本には、センスがあり、新しいことを受け入れ、物の良さがわかる人々が大勢いる。そのような素晴らしい人達のために今まで多くのビールを造ってきたことは、本当に私達にとって大きな喜びとなっている。かつてその良さがわからなかった人、そして今でもたぶんわからない人たちへはこう言おう:ざまあみろ!(人知れず努力し、何かを達成した時、自然にガッツポーズが出る、そんな湧き上がる感情を表現した)



*バッチ#1000記念エール(ざまあみろ!エール)(アルコール度数7.8%):



このビールのコンセプトは、力強いフレーバーとアルコールのパンチが効いていながら、クリーンでフレッシュでスムーズな味わいが楽しめるストロングゴールデンエール。このビールはベルギービールからインスピレーションを受け造られた。原材料はシンプルに、ベースモルトと小麦だけを使い、多量の素焚糖を加え比重を上げ(1.074)、ホップの苦味は程よい程度に保ち(35)、アロマとドライホッピングに、大地のようなハーブ系のホップを使用した(サンティアムとグレーシア)。唯一違うのは、フェノリック香を発生させるベルギー酵母を使っていないということだ(ハウス酵母を使用)。その結果、素晴らしい飲みやすさと、かなりの大胆さを併せ持つ個性的なビールに仕上がった。



相当長くなりましたが、あともうひとつは、これも初登場30L限定「フラーズ・ロンドンプライド」です。本場ロンドンのビター。あっさりしてますがモルトの風味はしっかり。冷た過ぎるより少し温くなったほうがおいしい、と思います。